2018/01/16
いつもお読みいただいて大変ありがとうございます。みんな大好きピョンチキです。
B.LEAGUE元年の総集編、観客動員数新記録7000人超えを果たした千葉ジェッツのホーム最終ゲームを観戦しました。
本当に今シーズンはバスケットボールの歴史を変えた一年だったと実感する試合でした。
試合内容はもちろん、B.LEAGUEとはなんだったのか?存分に語りたいと思います。
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目次
新記録づくし!千葉ジェッツホーム最終戦
2017年5月3日、千葉ポートアリーナで行われた、千葉ジェッツ最終試合。
千葉ジェッツvs秋田ノーザンハピネッツ
目標としていた観客7000人超えという記録は試合前日には決まっていました。
前売り件と引換券の事前登録で7000超えを見込み当日券は販売されないことが決定。
そして迎えた5月3日、試合開始より4時間も前だった開場時間には既に長陀の列・・・
何杯でも半額と歌ったビール売り場は、会場を半周する程の列が!
そしてジェッツカラーの真っ赤に染まった会場。
結局
- 観客動員数 :7,327
- シーズン平均 :4,503
- シーズン累計 :135,097
上記、多数の新記録を樹立しました!
自分の知り合いにも引換券を持っていながら、事前登録が間に合わずに観戦を諦めた人が多数いた事を考えるとポテンシャルはもっとあったかもしれません。
試合内容、演出、全てにおいてその価値があった。
ブロック、ダンク、3P、アリウープ、審判の判定への抗議まで、熱かった試合展開。
最後は僅か3点差、第4Qまで続いた、逆転に次ぐ逆転。
花火、炎、三味線まで登場した演出。
そして7000人観客が作る会場の雰囲気
今年、B2の試合をメインに観戦していましたが、
やはりジェッツの試合は凄かった、すべてがハイレベルでした。
はっきりと見えて来た、日本人スター選手の競演
プロスポーツが盛り上がるためにはスター選手が欠かせません。
日本の男子バスケットボールトップリーグがこれまで盛り上がに欠けた最大の理由は
「日本人より外国人が活躍してる」
これに尽きたと思います。
過去に川村卓也が得点王を取りブレックスが優勝した時期を除くと
やはり男子日本のトップリーグは外国人もしくは帰化選手がメインでした。
しかし、この試合ではっきりさせたのが日本人エースの存在。
前半はお互い激しいディフェンスでインサイドでのシュートがなかなか決まらない展開となりました。
これまではそのままロースコアで終わってしまうのが日本トップリーグの試合でした。
しかし、この日は第3Qで千葉の富樫が爆発すると、第4Qは秋田の安藤が良いプレイを連発。
富樫は第4Qも大事な所で3Pを沈めチームハイの26点を記録。
安藤もチーム2番目の18得点。
チームが苦しいときはPGが点を取って流れを変える・・・NBAではずっと前から行われていたプレイが日本でも見れる様になって来ました。
特に富樫は誰もが一度はプレイを見てみたいと思える、そういうスーパースターになって来たと感じます。
秋田の善戦!bjリーグこそが日本のバスケを救った
この試合の大きなポイントは秋田の善戦だと思います。
7000人を超える観客の中で行われた千葉のホームゲーム。
勝率7割の千葉と勝率3割の秋田の試合
もちろん千葉の圧勝でも盛り上がったでしょう。
しかし、先月千葉と1勝1敗、前節首位栃木と3点差まで追い詰めた秋田。
今回もやってくれました。
- このブログでも3回も取り上げた大学生の中山が遂にスタメンに抜擢されると2桁得点!
- 3Pコンテストを優勝した田口も2桁得点!
- 第4Q直後に10点差を着けれらた後にわずか10分弱で12得点を奪った安藤!
- そして、アウェー席を埋めた秋田の観客!
秋田ノーザンハピネッツはこの7000人が観戦するに相応しい最高のアウェイチームでした!
秋田は強かった!秋田は諦めなかった!
最高の試合を行った千葉と秋田。
ポイントはこの2チーム共にbjリーグのチームだった事でしょう。
もちろん千葉は最終的にはNBLに参加したが、最初はbjで地域密着を掲げたチームでした。
この2チームが、レベルでは上とされていたNBL(JBL)のチームを超える観客を集める力があった事は大きな意義を持っていると思います。
開幕戦の琉球の健闘もしかり、本当の日本最高のリーグはbjのチーム無しでは実現出来なかったでしょう。
川淵エグゼクティブアドバイザーの存在
この試合は、NBLとbjの統合を遂に実現させた、川淵エグゼクティブアドバイザーも来ていました。
川淵さんの試合前の挨拶では
「じぇい・・・Bリーグ」
「是非スタジア・・・・・アリーナに来て下さい」
などと完全におい!川淵さんJリーグ気分抜けてないじゃねーか!
と突っ込みたくなる言い間違いもありましたが、それも愛嬌。
この舞台は、川淵さん無しでは実現しなかったでしょう。
会場から川淵さんに拍手喝采でした。
http://basket-count.com/article/detail/2329
正直、自分もこれまで多くのバスケの試合を見てきましたが、男子トップリーグの試合は面白いと思える試合が少なかったのが正直な感想です。
日本のバスケは、ウィンターカップや、インカレや、女子バスケの方が楽しかったです。
しかし、今年は男子トップリーグB.LEAGUEは面白かったです。
上記、bjのチームの健闘も光る中、この日行われた元NBLも負けてない。
同日の栃木vsアルバルク東京は、こちらも同じ79対76、大接戦で栃木が勝利。
トロイ・ギレンウォーターの退団以降調子が上がらないアルバルクでしたが、首位栃木相手に善戦。
しかし、田臥を怪我で欠く栃木もそれを振り切り、遂に・・遂に・・激戦の東地区優勝を決めました!
NBL勢も意地をみせています!
今回の千葉ジェッツの試合を観戦して感じました、日本バスケはもはやマイナースポーツではない。
かつてNBL(当時JBL)のやり方に意義を唱え道を分かれたbjリーグ。
力で負けまいと走ったNBL、バスケ愛を貫き通し走ったbjリーグ。
その信念をぶつけ合う舞台を川淵エグゼクティブアドバイザーが用意してくれた、それがB.LEAGUE。
数多の苦難があったからこそNBLとbjの融合したこのリーグは魅力的なものになりました。
10年間男子バスケ界は混乱しましたが、
その混乱も今では前向きに・・「意味のある事だった」
と感じます。
もうすぐ始まるB.LEAGUE元年のチャンピオンシップ、はたして何処が勝ち抜くのか?
もしバスケに興味があるなら、今から観なければ勿体無い!
是非、会場へ!
今回の記事の登場人物
【千葉ジェッツ】富樫 勇樹
【秋田ノーザンハピネッツ】中山 拓哉
【秋田ノーザンハピネッツ】田口 成浩
【秋田ノーザンハピネッツ】安藤 誓哉
【横浜ビー・コルセアーズ】川村 卓也
最後までお読みいただき、ありがとうございました!