2018/01/16
進撃の巨人大好きピョンチキです。
日本バスケットボールの歴史を変えた、B.LEAGUEファーストシーズン。
最初のチャンピオンシップが始まります。
B.LEAGUE元年を制し、歴史に名を刻むのはどのチームか?
今回はチャンピオンシップの1回戦Bブロックの予想と、見所をまとめました。
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1回戦Bブロック予想
チャンピオンシップ1回戦Bブロックは、
アルバルク東京 vs 三遠ネオフェニックス
の対戦となりました。
東地区の2位と中地区の2位ですが、
リーグ戦では2勝0敗でA東京が勝ち越しており、レギュラーシーズンの勝率的にもA東京が上回っており、この対戦はA東京勝利の可能性が高いでしょう。
この対戦を迎えるまでの道のり
さて、見所を紹介する前に、この2チームの10年前2007年の姿を見てみましょう。
2007-2008JBL元年
2005年のbjリーグ発足し、2007年より日本トップリーグがスーパーリーグからJBLになり
日本バスケット界がプロ化及び分裂を始めた頃でした。
このとき両チームはそれぞれ
トヨタ自動車アルバルク
オーエスジーフェニックス東三河
というチーム名でJBLを戦っていました。どちらも強豪チームでした。
オーエスジーフェニックス東三河はオーエスジーフェニックスという企業チームでしたが、プロ化に際し「地域密着型のチームを目指すべき」と主張し、「東三河」をこの年からチーム名に追加しました。
一方、トヨタ自動車アルバルクは最後まで企業名をチームに入れる事にこだわったチームの1つ。
この構図はまさにJBLとbjを分け、その後も統一リーグに出来なかった最大の要因の縮図でした。
そして中途半端はプロ化をしたJBLに見切りをつけ、完全プロ化と地域密着型を主張したオーエスジーフェニックス東三河はついにこの翌年の2008-2009年シーズンからbjリーグへ参戦を表明。
かくして、JBL元年であった2007-2008シーズンはオーエスジーフェニックス東三河にとっては最後のJBLシーズンとなりました。
そしてそのシーズン、オーエスジーフェニックス東三河はリーグ戦を3位で終わると、リーグ2位のトヨタ自動車アルバルクと最終トーナメントの準決勝を戦い敗れました。
これがオーエスジーフェニックス東三河のJBL最後の試合、2007-2008シーズンの最後(2008年)になるので丁度9年前です。
オーエスジーフェニックス東三河はチーム名を「浜松・東三河フェニックス」に変更、bjリーグへ旅立ちました。
主力である川村卓也や朝山正悟を失いながらも、地域密着型チームで日本バスケは変わると信じた浜松・東三河フェニックスは8年間bjに参戦して3度優勝と健闘。
一方でトヨタも信念は本物でした、bj誕生後の10年間でやはり優勝は3回
企業チームである事はバスケ界のメリットだと主張する以上無様な姿は絶対に見せないという意地を見せ、常に日本トップチームであり続けました。
2016-2017B.LEAGUE元年
そして、念願のB.LEAGUE元年、遂に分かれた道が1つになりました。
お互い10年間は間違いでは無かったと、両チーム共に元NBA選手を獲得するなど本気の補強をし戦い抜いたリーグ戦。
そして、JBLの準決勝で戦った2008年からちょうど9年経った今回のトーナメント1回戦、
それがこの
アルバルク東京 vs 三遠ネオフェニックス
です。
この戦いは、お互いの理想を追い求めた10年間の歴史をぶつける戦いです。
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この試合の見所
上記の通り、まったく対照的な道を歩んだ2チームですが、そのスタイルには意外な共通点があります。
①エース外国人がバックコート
日本のバスケットボールトップリーグにおいて外国人助っ人に最も求められるものはなんでしょうか?
当然、日本人に無い、体格、フィジカルが最も求められます。
よって、ほとんどの外国人助っ人はPFまたはCつまりフロントコートの選手です。
その中でA東京都はSG(ディアンテ・ギャレット)、三遠はSF(ジョシュ・チルドレス)が外国人エースである珍しいチームです。
どちらも元NBA選手という所も共通点ですね
②フロントコートを支える日本人ビックマン
上記、外国人エースをバックコートにおいて、この2チームが成功している要因としてお互い日本トップレベルのビックマンがいるからです。
すなわち、
A東京の竹内譲次(207cm)
三遠の太田敦也(206cm)
です。
この二人にインサイドを任せる事が出来るため、特にオンザコート1の場面でもギャレットとチルドレスの出場時間の確保が出来る事が大きいですね。
もし、日本人にインサイドを任せられないと、必然的に1枠インサイドの外国人選手が必要となり、バックコートのギャレットとチルドレスの出場時間は限られてしまいます。(まあ、チルドレスはインサイドでも充分働けますが)
またこの他にもスタメンにSG2人ずつ出してくる部分などもこの2チームの共通点ですね。
対照的な道を歩み、一方でチームスタイルの共通点も多い2チーム。
お互い別の信念で進んだものの辿り着いた所は同じだったのかもしれません。
9年前、共に企業チームとして決勝トーナメント1回戦を戦った両チームは、今年お互い地域型プロチームとしてチャンピオンシップトーナメント1回戦を戦います。
その対決はプライドを掛けた激しい戦いとなるでしょう。
さて、今回はチャンピオンシップBブロックの予想と見所をまとめてみました。
注目の1戦は5月13日試合開始!
※明日以降、Cブロック、Dブロックの予想も記事にしたいけど、時間がない!
B2プレイオフも始まってしまいますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!