2018/01/16
いつもお読みいただいて大変ありがとうございます。佐古賢一大好きピョンチキです。
日本バスケットボールの歴史を変えた、B.LEAGUEファーストシーズン。
ファイナルの翌日の5月28日、これで本当の最後の試合となる、B1・B2入れ替え戦が行われました。
今回はその入れ替え戦の様子をまとめてみました。
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B1・B2入れ替え戦
少し時間が経ってしまいましたが、5月28日にB.LEAGUE元年最後の試合、B1・B2入れ替え戦が行われました。
リーグでの勝率は下位2位で終わりながらも、残留プレイオフで秋田相手に劇的な勝利を飾りB1下位3位となった横浜ビー・コルセアーズと、逆にリーグでの勝率2位ながら、B2プレイオフ1回戦で島根に惜敗しB2上位3位となった広島ドラゴンフライズの対戦となりました。
ファイナルと同様1発勝負。勝ったほうがB1です。
B1とB2では知名度、観客動員、スポンサー獲得などでどうしても差が出てしまいます。
来年1年間のチームの運命を掛けた試合という事で非常に重要な位置付けの試合となります。
結果は以下の様になりました。
横浜ビー・コルセアーズ vs 広島ドラゴンフライズ
横浜ビー・コルセアーズ | vs | 広島ドラゴンフライズ | |
GAME1 | ●74 | - | 53× |
試合は20点以上の差をつけ横浜が勝利。
ポイントとなったのはオンザコート(外国人選手枠)でしょう。
B2はオンザコート「1-2-1-2」で固定されていますが、この試合はB1のルール(試合前にオンザコートを申請)が適用されました。
B2所属の広島はこの大一番で普段と違うオンザコートで行く事は避け「1-2-1-2」を選択。
堅実なバスケットボールを信条とする佐古ヘッドコーチであれば当然の判断です。
一方、富山戦で第1Qが悪かった事もあるのでしょう、横浜は1戦勝負という事で勢いを大事に考えた様です。
若い尺野ヘッドコーチが選んだ選択はオンザコート「2-1-1-2」
いやぁ、若さを感じますね。若い千葉ジェッツの大野ヘッドコーチ、アルバルクの伊藤ヘッドコーチなども「2-1-1-2」を好んで使ってきますが、勝負に出てる感があって良いですね「2-1-1-2」。
試合前の川村卓也もインタビューで「第1Qで出来るだけ差を付けたい」と話していましたが、横浜の選手達もこの判断を支持し全員が同じ方向を向いて試合に望んだようです。
そして、横浜のこの選択が勝敗を分けたと言って良いでしょう。
第1Qで横浜が#42ウォッシュバーンの活躍で11点以上の差をつけると、そのまま流れは横浜へ。
第2Qの広島がオンザコート2の状況で4点差まで縮めるも、横浜は#1川村卓也がフリースローのみ2得点に終わる中、ベテラン#25竹田が今シーズン最高タイの12得点を挙げる活躍や、オンザコート1の状況でも#10パプ月瑠がリバウンドを頑張った事など、チーム全体としてバランスよく機能したため、結局、第1Qの良い流れを切らす事はありませんでした。
広島は第4Qディフェンスと3Pでなんとか逆転の糸口をつかもうとします。
しかし、B2で何度も見せた激しいディフェンスはこの試合でも通用していたものの、肝心の3Pが5本中0本と全く決まらず、また焦りからオフェンスのミスも目立ち点差を詰める事は出来ませんでした。
第4Qは、点差が開いた事でゆっくり攻める横浜を広島のディフェンスの網にかけターンノーバーになる場面と、焦って攻める広島のミスからターンノーバーになる場面が繰り返され、結局両チーム共に第4Qだけで6ターンノーバーずつを記録する事になりました。
最後は#42ウォッシュバーンの3P(今シーズン2本目)などもあり、結局、74-53と21点差をつけ横浜の快勝となりました。
ビッグマンのビッグショットと、ビッグスマイルをPICK UP😆‼️インサイドの覇者ウォッシュバーンが見せた3Pシュート! #ビーコル #ジェイソンウォッシュバーン #ウォッシュしてフワッと #練習の成果 #子ライオンマーシー からの #黒豹JP からの #父ライオンJW pic.twitter.com/LwttY6Ux71
— 横浜B-CORSAIRS (@b_corsairs) June 2, 2017
試合後の広島の佐古ヘッドコーチのコメントからも第1Qの重要さが伝わってきます。
残念。選手のポテンシャルを引き出せなかった。ゲームの出だしがコントロールできなかった。ゴール下でのタフショットの確率、ペイントエリアに入っていくことができなかった部分、そういうところが敗因。覚悟をもって臨んだが1Qでこのゲームに飲み込まれてしまったところは経験の無さであり、今シーズンやってきたことができない結果となった。
https://hiroshimadragonflies.com/news/25013.html
結果として横浜は選択したオンザコート「2-1-1-2」は大成功。
今シーズン後半からチームを引き継いだ横浜の尺野ヘッドコーチ。
苦境の横浜にて、アウェイでの残留プレイオフ秋田戦勝利と、この広島戦、最も重要な試合を勝ち残るという大仕事をしましたね。見事でした。
一方、広島の佐古ヘッドコーチは、今シーズンをもって広島を退団する事になったそうです。
【佐古賢一ヘッドコーチ退団のお知らせ】
広島ドラゴンフライズでは、佐古賢一ヘッドコーチが2016-17シーズンをもって退団することとなりましたので、お知らせ致します。https://t.co/GQGNhn5w6F#ドラゴンフライズ #Bリーグ #佐古賢一 #バスケ pic.twitter.com/ZasugrtEa7— 広島ドラゴンフライズ (@HIROSHIMADFLIES) May 31, 2017
佐古賢一クラスの人間になると、B1昇格を逃したという結果が自分でも納得がいかなかったのでしょう。
ただ、佐古ヘッドコーチが退団を表明した直後から続投署名が始まったらしいですね。
いくらB1昇格を逃したとは言え、初めての監督業ながら、生まれたての広島を天皇杯準優勝に導き、多くの若い選手を育て、今年もB2リーグを最後まで盛り上げた事は、正に「ミスター・バスケットボール」と呼ぶに相応しいヘッドコーチとしての実績だったと思います。
個人的にも続投して欲しいと思います。
B2広島後援会で署名を集めているみたいです。電子署名があれば自分も応援したい所ですが、HP等は今の所みつかりませんね・・・・・
自分もB.leagueにはまだまだ佐古賢一の力が必要だと思っています。
日本バスケット界のレジェンド佐古賢一ですが、ヘッドコーチとしてはまだ若いです。これからも今回の様に若いヘッドコーチと切磋琢磨してB.leagueのレベルをさらに押し上げて欲しいと思うのですが・・・・
明暗の分かれた入れ替え戦でしたがこれでB.leagueの最初の年の全試合日程が終わりました。
今シーズン納得のいかない結果となったチーム・選手(ほとんどかもしれませんが)も納得いく結果となったチーム・選手も新たな目標を来シーズンに見据えている事でしょう。
来シーズンまた熱い戦いをしてくれる事を期待しております。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!